商品を購入した際に、
チラシを同梱されることってよくありますよね。

先日、百貨店のイタリア展で購入した
オリーブオイルにもチラシが同梱されていました。

購入したオリーブオイルを説明するチラシで
読んだ後。素晴らしい買い物をしたと、
購入後もまた満足してしまいました。

しかし、このチラシはあることが足らずに
残念なことになっていたのです。

なんだと思いますか?

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◆チラシの役割

本来、チラシの目的とは集客であったり、
商品の説明であったりするわけですが、

いずれの場合でも、
最終的には購買につなげるために存在します。

つまり、見込み客に購買意欲を抱かさなければ
ならないわけです。

そういった前提条件を基に、
残念なチラシがどういうものか解説いたします。

◆ベネフィットの提示がない

いただいたチラシは購入した商品を説明するものでした。
同じ商品のバリエーションも載っています。

商品説明は非常に素晴らしく、
生産者の権威性、
商品の品質について申し分なく説明されていました。

この時点で私は満足したわけです。
予備知識があったから。

たまたま栄養士の友人がいて、
常日頃から『良い油を選べ』と
呪いのごとく、言われ続けてきたから
予備知識があったわけです。

そして、『良い油』の判断基準も知っていました。

しかし、一般的にどうでしょうか?
そこまで油に詳しい方はそうそういない。

また、食品においても健康志向が強くなってきてはいますが、
”オーガニック”という言葉が先行してしまい、
実際に何が良くて何が悪いのか?

明確な判断基準を持った方が
どれくらい存在しているのか?

おそらくは想像する以上に少ないものと思います。

ですので、チラシなどを作成する場合、
知らない前提で作成するべきです。

そして、この油を使用することで
お客さんがどんな良いことがあるのか?

ベネフィットとは
『お客さんが商品から得るメリット』のことです。

◆次の行動指示がない

次の行動指示のことをマーケティング用語でCTAと呼びます。
CTAとはコール(Call)・トゥ(To)・アクション(Action)の略です。

チラシを見た見込み客にどうして欲しいのか?
次の行動を促す文章です。

チラシを見た見込み客は
次の行動を指示されなければ行動しません。

今回の場合でいえば、
購入した商品にチラシが同梱されていたわけですから
リピートする指示を記載していなければならないのです。

あまつさえ!
このチラシには連絡先の記載もありません。

これではリピートしたくても
なすすべがありません。

◆対費用効果が測定できない

このチラシは結構良質な紙が使用されていました。

枠から文字がはみ出していたりと
少々、素人くささがありますが、
印刷もそこそこのクオリティーなので、
家庭用のプリンターで印刷したものではないのかな?
と思います。

むしろ、家庭用のプリンターで印刷した方がコスト高いですよね。

なんにせよ、このチラシを作成するためのコストがかかっています。

例えば今回のイタリア展用に5万円かかっていたとします。

そうしたらチラシを配布するための費用5万円を
配ったチラシから回収できなければ
利益が圧迫されることになるわけです。

先の『次の行動指示がない』と被りますが、
リピートを促し、費用の回収に努めなければいけません。

なのですが、リピートする仕組みがないために
費用効果の測定をすることができません。

ですので、単純にオリーブオイルの利益から
チラシ1枚分の費用が減額されることになってしまいます。

◆まとめ

いかがでしょうか?

『チラシ』でも配ってみるか!
みたいな、安易にやっているかもしれませんが、
チラシ1枚配るにしても、

そこに盛り込む要素はこれだけあるわけです。

チラシを作成する際は
是非、下記の事項を考慮して見てください。

①見込み客が商品から得るメリット(ベネフィット)
②見込み客への支持(CTA)
③費用効果測定
◆◇

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

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