売上を上げたい!
もっと集客をしたい!
となれば、
そのプロセスを知らなくてはいけません。
『認知』→『共感』→『購入』
この3つのステップが
販売までのプロセスです。
この中で最も重要なのが
『認知』です。
簡単に言えば、
”知らなきゃ誰も来ない”
ってことなんです。
では、
『認知』してもらうには
どうしたら良いか?
本日はそんなお話
『認知』してもらうには
人は複雑な文章や
長いフレーズなどは記憶できません。
関心のないことなら
なおのこと。
ですから、
情報発信の際、
極力、簡単なフレーズで
まとめることをオススメします。
かの悪名高い
アドルフ・ヒトラー
ヒトラーは独裁者ですが
その独裁者は国民が選挙で選んだ結果です。
ヒトラーは演説で
『全ての国民にパンを!』
このフレーズで国民の心を掴み当選したわけです。
比較的最近では
オバマ元大統領なんかも
その例として上げられます。
『Yes!We can』
あなたも記憶にあることと思います。
いずれの場合も、
簡単で覚えやすいフレーズ
これが『認知』のコツ。
『認知』を実践する具体例
消費税が、
まだ5%だった頃、
大阪に長期出張に出掛けていました。
寝屋川市の萱島駅近辺に
部屋を借り、
京阪電車で中之島まで通っていたんです。
ある朝、
萱島駅に向かうと
ロータリーで大声で叫んでいる男がいます。
そこそこ年配の男性です。
『おはよーございます!
ヒ●セケースケ!です!』
改札に向かう一人一人に
身体を正面に向け、
きっちりお辞儀をし、
満面の笑みで大声で叫びます。
それはそれは
礼儀正しく挨拶をしています。
『おはよーございます!
ヒ●セケースケ!です!』
自己紹介です。
朝っぱらから、大の大人が。
頭のおかしい人かと思いました。
あまり関わらないでおこう。
そう考え、目も合わさないようにしました。
別の日にも現れました。
『おはよーございます!
ヒ●セケースケ!です!』
また別のある日、
『おはよーございます!
ヒ●セケースケ!です!』以外の
セリフを言ってることに気づきました。
『おはよーございます!
ヒ●セケースケ!です!
しょうひぜ、おはよーございます!
ヒ●セケースケ!です!』
なにかを話そうとするのですが
話が始まらないうちに
別の人が通りかかります。
これから話そうとすることを
中断したとしても、
挨拶と自己紹介が最優先事項みたいです。
絶対、あたまおかしいんだと
確信しました。
結局、ヒ●セケースケが
なにを訴えようとしているのか
大阪出張の2年を終えるまで
わかりませんでした。
しかし、どういう人物なのかは
偶然わかりました。
市議会議員だったのです。
『認知』のチカラを使いこなす男
ヒ●セケースケ
すごい男です。
すごい戦法だ!
と感心しました。
この事件は6年ほど前のことなのですが
未だに『ヒ●セケースケ』の名前は
忘れていません。
笑顔で大声での連続自己紹介
この男なら、
なにかをやってくれるのでは?
などと根拠のない信頼にも似たなにかを
期待させるのです。
きっと、
選挙も連戦連勝だと思います。
なぜなら、みんな名前を知っているから!
名前を知っている
たったこれだけですが、
とっても重要です。
認知に必須!単純接触効果
この話があなたの役に立つように
分析してみましょう。
彼は市議会議員ですから、
選挙権を持つ人が見込客といえます。
見込客を狙って
見込客が大勢利用するであろう、
朝の通勤時間の改札を狙って
頻繁に現れます。
単純接触効果です。
単純接触効果とは、
短い時間であっても
頻繁に会うことで
親近感を持つ心理作用です。
そこで簡単で覚えやすい
フレーズを連発します。
『おはよーございます!
ヒ●セケースケです!』
大声で元気よく、
ハキハキと。
まずは認知されること。
彼はそれだけに焦点を絞っています。
巧みです。
巧妙です。
狙っていたのかはわかりませんが、
挨拶自体は特に不自然ではありません。
(違う意味では不自然、不審者ですが・・)
そしてフレーズには名前が含まれています。
これを頻繁に繰り返されれば、
嫌でも覚えてしまいます。
まずは覚えてもらうことを
最重要課題としているのです。
販売のプロセスの第1歩をはじめましょう!
これをあなたのビジネスに置き換えると
単純で覚えやすく
かつあなたのビジネスを
的確に表すフレーズを持って、
見込客が集まるであろう場所に
頻繁に現れ、
接触するってことになります。
名付けて!
ヒ●セケースケ作戦
多少時間はかかりますが
効果は絶大なうえに
お金もかからないので
是非、真剣に考えてみてください。
お店の名前なんかに
単純で覚えやすく
かつあなたのビジネスを的確に表す
フレーズを入れると効果的ですよ。