10年後の将来
あなたはどうなっているか
考えたことはありますか?

社長ですもの
考えたことはあるかもしれません。
では、10年後
社会がどうなっているか
考えてみたことはありますか?
もしないなら
それは超ヤバいですよ。
超ヤバい!
の意味は『超イケてる!』ではありません。
文字通り、危機感を持ってお伝えしています。
まずは10年後の未来予想から
お話させていただきます。

映画:マイノリティリポート

2002年公開のスピルバーグ監督、
トム・クルーズ主演のSF映画です。
舞台は2054年。
トム・クルーズは殺人容疑で
追われることになります。
逃走中、
ショッピングモールでのワンシーン。
網膜から個人を特定した
ポスターらしきものが
トム・クルーズに話し掛けてきます。
『やあ!トム!元気かい!?』
詳細は忘れましたが、
その後商品を宣伝してきます。
これってズバり!
ダイレクトマーケティングですよね?!
このシーンが
マイノリティリポート中、
私を最も驚愕させたシーンです。
他のシーンはほとんど忘れました。

大企業のマーケティング

現在、
ほとんどの大企業のマーケティング手法は
マスマーケティングです。

マスマーケティングとは?

マスマーケティングとは
ターゲットを特定せずに
誰にでも同じ広告を
圧倒的な物量で配信する手法です。
テレビや雑誌広告なんかが
マスマーケティングにあたります。
頼らざる得ない事情があるのです。

対応できない

顧客一人一人に合わせた宣伝をすれば
効果が高いことはわかっています。
しかし、商品の使用者は
膨大な人数ですし、
その実態を把握できていないのが
現状でしょう。
仮に把握していたとしても、
顧客を管理するために
膨大な費用が必要になります。

ダイレクトマーケティング

大企業が、
不特定多数に一律同じ情報を発信する
マスマーケティングを採用するのに対し
ダイレクトマーケティング
という手法があります。
ダイレクトマーケティングでは、
個人に合った宣伝を行う手法であり、
中小企業のような比較的顧客管理が
しやすいビジネスに向いています。
ものすごく乱暴に言ってしまえば、
あなたの商品やサービスに
興味がある人にだけ宣伝するのが
ダイレクトマーケティングです。
ターゲットさえ、
しっかりと定まれば
マスマーケティングよりも遥かに
訴求力のあるマスマーケティング手法です。

大企業がダイレクトマーケティング

では、もし、
大企業がダイレクトマーケティングを
実施してきたらどうなるでしょうか?
潤沢な資金を余すところなく使い
個人の属性に合わせた宣伝を行う。
これは例えるなら、
小さな店舗が寄り添う商店街の近くに
巨大なショッピングモールが
建設されるのと同じです。
あるいは2012年から日本国内の
書店の4割が閉店しているそうで
因果関係は証明されていませんが、
Amazonの出現が少なからず影響していると
考えています。
ショッピングモールもAmazonも
"顧客の行き先が変わってしまった"
ということで現象は同じです。
つまり、大企業がダイレクトマーケティングを
導入したとしたら、
顧客の行き先はそちらになってしまう可能性が
非常に高い!
私がマイノリティーリポートで
最も驚いたのはそれを予感したからです。
あなたの土俵に大企業が乗ってくるのです。
SFじゃないかなどと
言ってる場合じゃありませんよ。
この後、説明します。

空想じゃないからタチが悪い

マイノリティリポートの問題のシーンは
決して空想では終わりません。
映画公開の2002年から
比較しても現代の技術は格段に進歩しています。
マイノリティリポートの劇中では
網膜による個人特定を行っていました。
現代では、
iPhone Xが顔認証を行っています。
個人の特定が出来ているわけです。
また、中国では急速にキャッシュレス化が進み
スマホを持って出掛けるだけで
ほぼ全ての支払いができるどころか、
顔認証により、スマホを忘れても
買物ができるのだそうです。

IT技術による顧客管理システム

IT技術による顧客管理システムは
すでに存在しています。
最も身近な例では、
Amazonや楽天市場ではないかと思います。
あなたがAmazonで商品を購入した後、
こんなのいかがでしょう?みたいなメールが
送られてくるのを体験したことがあるはず。
簡単に説明すると、
購入した商品から
顧客属性を分類して、
同じ属性のお客さんが購入した商品を
勧めてくる仕組みになっています。
顧客管理のIT化により、
管理費用を大幅に削減することが可能です。
人の手を煩わすことなく、
ほぼ勝手にやってくれますから。
もし、この顧客管理システムと顔認証システム
そこに最近なにかと巷で話題のAIが
加わったらどうなるか?
想像できますよね?

マイノリティリポート式宣伝の実現

Amazonも楽天市場も
非常に強力な顧客管理システムを持っています。
今のところはまだ
メールとwebサイトの広告しか
目にしません。
でも、これが
街中の広告に進出してきたとしたら!?
しかも、話し掛けてきたら?
顧客管理システムから
個人の特定はできているので
話しかけることなど
たやすくやってのけるはずです。
まさに
マイノリティリポート式宣伝の
再現だと思いませんか?
ITによる顧客管理システムと顔認証システムが
合体し、個人に向けた特定のメッセージを
ポスター的なものが話し掛けてくるのです。
さらに一度アプローチして失敗しても
いつ何処で誰にアプローチしたかが
記録に残ります。
同じ属性の人で上手くいったケースを
AIが洗い出し、
次の機会を虎視眈々と狙ってきます。
上手くいったケースがわかるのか?
全てとは言えませんが、
顧客管理システムと繋がっている店舗で
購入すれば記録を残すことは可能でしょう。
メッセージを発信してから
何日以内に購入したみたいな
統計も記録するはずです。
そうやって
どんどん精度を磨き上げてきます。
そのトライ&エラーの繰り返しは
私たち人間のコンサルタントが
やるよりも遥かに速いスピードで
やってのけます。
それも膨大な数を。
きっと、待ち合わせや
電車やバスの待ち時間などに
ちょっかい出されるに違いありません。
恐ろしく訴求力ある広告が
出来上がると思います。
これを完成させるだけの
技術が現代に存在すると考えるだけでも
恐ろしい・・・

さらに進化すると・・・

一旦この仕組みが出来上がってしまったら
その後の使い道は爆発的に拡大します。
まず、基本的に人は選ぶのが苦手です。
飲食店に入れば、
たくさんあるメニューから
どれにすれば良いかわからない!
なんて方もいらっしゃるのではありませんか?
そこでメニューが話し掛けてきます。
『オススメは○○です』みたいな。
これは楽チンですよね。
そんな風に思うお客さんの利用が増えます。
通えば通うほど、
お客さんのデータが揃いますから
好きな食べ物の傾向が掴め、
更に的確なオススメが出来るので
訴求力がどんどん上がります
さらに、
摂取する栄養の片寄りも手に取るように
わかってしまい、
必要な栄養素を含むメニューを
その根拠とともにオススメしてきます。
お腹を満たすだけではなく、
健康になってしまう!
そんな新しい価値観を生むことも
出来てしまいます。
お客さんが依存することは
十分に考えられます。
そうなったら、
そこから引き剥がすのは難しいですよ。
人は自分の価値観を
否定されることを嬉しく思いませんから。
つまり、
ほぼ不可能です。
ましてやそれが
全国展開しているフランチャイズだったりしたら
旅先や主張先でも
迷わず行ってしまうどころか、
わざわざ探して行ってしまうかもしれません。
そして的確にお客さんの趣向を
把握してしまえば
クロスセルやアップセルの単価アップも
思いのままです。

テレビも進化する

現在の主要メディア一位の座を死守している
テレビですが、5年以内に首位の座は
インターネットにとって変わられます。
しかし、テレビも進化します。
地デジ対応になったことで
テレビがインターネットに繋がっていれば
Dボタンなどでクイズやアンケートに
参加できるようになりました。
これはテレビ番組を受信し、
Dボタンでこちらから情報発信していることを
意味しています。
ということは、もしかすると、
近い将来、視聴者の世帯情報などを
把握できるようになるかもしれません
そうなるとどうなるか?
テレビのCMが
世帯情報に見合った内容に設定することが
可能になってしまいます。
さすがにマイノリティーリポート式宣伝ほど
ピンポイントにできるとは考えづらいですが
それでも効果は上がるでしょう。
例えば、若い世代の一人暮らしの家庭に
入れ歯安定剤の宣伝しても効果ありませんよね?
ですので、同じ会社の違う製品が宣伝される
みたいなことをやってくるかもしれません。
マイノリティリポート式宣伝と
テレビの進化、
いずれにしても脅威であることは
違いありません。
もう私たち中小企業では
太刀打ちできない状況になってしまいます。

転換期

近い将来、技術の進歩により、
大きな転換期を迎えるのは確実です。
それは過去の例を見ても明らか。
狩猟から農耕に変わり、
産業革命を経て、
現在は知識経済と言われています。
ですので、
転換期を迎えることは必然であり
避けることはできません。
そして、それはもう起こっています。
2017年9月アメリカのトイザらスが
破産宣告を申請しました。
これは消費者の買い物の動向の変化に
ついていけなかったためと言われています
以前は"お店に行って選んで買う"が
当たり前でしたし、
それ以外の選択肢はありませんでした。
ところが現代では、
家にいながら選んで買えるようになったのです。
日本の書店も然り。
すでに転換期の予兆には
十分過ぎるほどの現象が発生しています。
おそらく、10年待たずにやってくると
予想しています。
チラシを配って、
お客さんが来るのを待ってる時代は
とうの昔に終わってしまっているのです!
うかうかしていて
気がついた時には手遅れ!とならないために
今、もう今すぐにでも行動しなければ
生き残る可能性はどんどん少なくなってしまいます。
では、生き残る手段はあるのでしょうか?
安心してください!
あります!
たった一つだけあるんです!!
マイノリティリポート式宣伝は
完全無欠ではないのです!

マイノリティリポート式宣伝は完全無欠じゃない!

つい最近、
アメリカでティーンエイジャーに対し
幸せ度を計測する実験が行われた結果だ、
下記のような結果になったそうです。
1日に5時間以上オンラインで過ごすティーンエイジャーは、
1日に1時間未満の子よりも2倍も不幸である傾向にある。
つまり、これは
マイノリティリポート式宣伝が100%の効力を発揮しないことを示唆しています。
結局、人は人との関係性を築くことでだけ
幸せを実感することができるということです。

生き残る手段

生き残る手段はただ一つ!
現在の顧客を抱き込んでしまうことです
できるだけたくさん!ガッチリと!
あなたと顧客との信頼関係を盤石なものとし、
流出を最小限に止める
これしか選択肢はありません。
顧客全員ファン化させるんです。
ファンになれば、
頼みもしないのに勝手に
お客さんを紹介してくれます
そうやって新規客を獲得します。
残念ながら、
この施策に取り組んでいる企業は
非常に少ないのが現状です。
それでは、
マイノリティリポート式宣伝技術に
太刀打ちできません。
しかし、マイノリティリポート式宣伝技術が
誕生したとしても
すぐに信頼関係を構築できるわけではありません。
そこは多少の時間がかかると思いますが、
凄まじいスピードで築き上げていくことでしょう。
それでもまだ、
多少は時間が残されています。
ですから、
ヤツらが信頼関係を築きあげる前に!
活動を始める前に!
先手を撃つのです!
ブログ、facebookやTwitterに代表されるSNS、
メルマガ、LINE@、ニュースレター、
DMなどなど
お客さんに直接はたらきかけられる
メディアを総動員して!
高水準で総動員して!
あなた独自の価値を伝え、
価値に共感してもらい
そうして、
今のうちに信頼関係を築き!
来るべき暗澹たる未来の
荒波に負けることのない
鉄壁の砦を作り上げ、
順風満帆に乗り切り!
10年後もまだ笑っていられる!
そのための準備を始めようじゃありませんか!
信頼関係はすぐに築くことはできません。
それにはどうしても時間が必要です。
そんな施策を今すぐにでも
1日でも早く!導入することを
強く!激しく強くオススメします!
お客さんを幸せにできるのは
あなたの商品やサービスですか?
それともマイノリティリポート式宣伝でしょうか?
よく考えて結論してください。
◇◆
今すぐにでも顧客との信頼関係を築き、
来たる未来に備えたい!
暗澹たる未来に先手を打ちたい!
そんな社長のための勉強会を開催します!
マーケティングの基礎から学べ
自ら考え実践することで
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