吸い寄せられるように見込み客が集まる・ベネフィット集客法

2017年2月1日 2017年2月1日

潮田徹

しまじろうさんでお馴染みの
Benesseの集客手段が完璧過ぎて
見習うところが多すぎるから、
いっちょ分析してみて
あなたの集客のお役にたてれば
もっけの幸い。
本日はそんなお話

完璧すぎるファーストコンタクト

ベネッセの見込み客のターゲットは
お子様のいる家庭あるいは
もうすぐお子様が仲間入りする家庭。
お子様のいる家庭、
あるいはもうすぐお子様が
仲間入りする家庭をどうやって
探し出すかというと、
無料のアプリを提供し、
子育てに役立つ情報を
毎週配信してくれるもんだから、
ついうっかり住所まで
あっさり登録してしまう始末。
こんな職業なもんだから
見込み客を集めてると知りつつも、
毎週届く情報を
楽しみにしちゃってるもんだから
キチンとベネフィットが
成立しているあたりが抜け目ない。
しかし、それはまだ序の口
ここからが本領発揮！
本格的に売り込みを
開始するわけだけど
もう卑怯ギリギリ
なんとクロージングを
仕掛けてくるのは
まさかの我が娘
毎月頼みもしないのに送りつけてくる
DVD入りのダイレクトメール
DVDで再生されるのは
ちょっとしたしまじろうさんストーリーと
こどもチャレンジのオマケの宣伝
そこで娘が、
『パパ、これ買ってきてね』なんて言われ
揺さぶられた直後、
ちょっとしたしまじろうさんストーリーの後に
親御さんに向けたメッセージ開始！
そしてそれが強烈な説得力！
うちの子が賢くなるぅぅぅぅぅッ！
と錯覚してしまいます。
あまりにも巧みすぎる戦略
マーケティングのプロとして
手口がわかりながらも
あとちょっとで
丸めこまれそうになりました。
恐るべし！ベネッセ！

分析結果

真面目にお話すると
ファーストコンタクトでは
消費者の欲しがる情報を
アプリを通じて配信することで
個人情報を取得
これで見込み客確定！
親御さんは子育てに関する情報が得られ、
むしろ楽しみにしている感もあるため
ベネフィット成立
双方で損することもないので
WIN-WINの関係性を築いています。
不信感ゼロの助ですよ。
セカンドコンタクトでは
お子様の関心をひくDVDと
本版オマケのショボい版で
お子様のハートをガッチリキャッチ
念入りにアニメの後の
メッセージで親御さんへの
フォローも抜かりなし。
むしろ、こっちが本命
親御さんの多くは、
お子様可愛さと説得力の強さ
つまり強烈なベネフィットの
ダブルパンチに抗うことができず、
申し込んでしまった方が
少なくないはず！

あなたのビジネスでこの作戦使えませんか？

なにもベネッセが大きな企業だから
できることではありません。
もちろん、大企業程の予算を投入することは
叶わないかもしれません。
しかし、
ベネッセはマスマーケティングも
やっていますが、
アプリを使った見込み客の獲得
獲得した見込み客にダイレクトメールの
送付など、より確実な
ダイレクトマーケティングを
実践しているのです。
この手法はあなたのビジネスにも
応用が可能です。
ベネッセの方法をプロセス化すると
・ベネフィットから見込み客の個人情報を取得
・取得した個人情報を元にダイレクトメール
・ベネッセ自身のクロージングではなく、
　見込み客(お子様)の欲求を刺激し、
　行動(親御さんが注文)させる。
たった３ステップです。
考えてみる価値はあると思いませんか？
なによりも巧妙なのが、
確実にターゲットだけに
アプローチしているところ。
まったく無駄がない！！！
この手法は
再春館製薬やプロアクティブなどでも
採用されていますが完成度では、
やっぱりベネッセが上です。
ちなみにベネッセのマスマーケティングは
ダイレクトマーケティングの効果を上げるため
認知度を上げることが目的なんじゃないかと
推察しています。
全てに無駄がない！
ベネフィットの
必要性をご理解いただけと思います。
また別の機会に
ベネフィットの使い方を
お話させていただきます。
だから！だから！
また読みにきてくださいね！
絶対ですよ！約束ですよ！